(1)採用計画策定のポイント
■開業事業計画に則り適切な採用計画を策定(必要職種、適正人数等)
■募集広告(ハローワーク・新聞求人欄、折込チラシ、求人誌広告等)の形式選定
■応募問合せは、会計事務所又は業者等を窓口にする(医師は在職中のため) |
(2)スタッフ採用のスケジュール例
3ヶ月前 |
募集の開始
10日〜15日を募集期間とする
書類選考を行い、
●面接予定者へ日時を連絡(電話)
●非該当者は履歴書返却(郵送) |
2ヶ月前 |
面接を実施し、採用者を決定する
再募集を想定して時間的余裕を持つこと |
1ヶ月前 |
採用予定者へ連絡(勤務の意思確認、準備のための集合日時など)
20日前くらいから医院にて開業までの準備に入る
この期間の賃金は一般事務員のパート単価を算定し、時間給として支給する旨、事前に通知
開業までの日程の中で、スタッフ研修を実施 |
(3)採用計画策定のポイント
■面接の留意点
1)面接日の連絡
@連絡により時間の確認
Aその後面接リストを作成する
2)面接日当日
@面接会場の配置
A面接待機場所の設定
B案内表示・受付
3)面接の方法
@筆記
テーマ |
●当医院を希望する理由
●前職で担当していたこと
●前職で退職した理由
●患者サービスとは何ですか
●あなたのセールスポイントは何ですか
●希望給与はいくらですか |
A面接時
問いかけ |
●上記回答に対する質問
●家族構成・職業
●婚姻の有無
●趣味 |
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留意点 |
●相手の希望を聞き出す
(職場像、仲間との一体感、等)
●経営理念を披露し、その反応を見る
(理解力、応用力の確認)
●マナーや行動を見る
(表情の豊かさ、清潔感、礼儀正しさ、常識の保有等) |
結果的には、面接時の総合的な印象に頼ることとなる。
理解力、応用力においては、出身高校も参考としたほうが良い。
ポイントは、患者さんとコミュニケーションが取れる人材。
面接時のやり取りが、すべてです。
■採用決定時の留意ポイント
1)採用優先順位の決定
2)採用者への通知
3)不採用者への中止
4)履歴書の保管 |
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■労務関連規定整備の目的

@就業規則・給与規定・退職金規定等
●労務関連規定の明示による意識付け
●安心して働ける環境の整備
●職員から医院・院長への信頼
●職員満足度の向上 |
A誓約書と身元保証書
●当院スタッフとしての心構え
●医療機関で働く一員としての意思確認
例)守秘義務、個人情報保護、職業倫理 |
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